売却の流れを解説!不動産の手順と注意点

画像5384
画像5384

「不動産の売却って、何から始めればいいのか分からない」
そんな悩みを抱えていませんか?
特に一戸建てやマンション、土地の売却を初めて検討する方にとっては、手順や書類、契約の流れが複雑に感じられるのが現実です。査定の方法や不動産会社との媒介契約、売買契約書の内容、そして引き渡しまでのスケジュールには、見落としがちなポイントがいくつもあります。

 

実際に、売却時に起きやすいトラブルの多くは「必要な知識が不足していたこと」が原因で発生しています。特に、相場を見誤った査定価格の設定や、契約解除時の違約金、登記の不備などは、数十万円単位の損失につながることもあります。

 

今すぐ売却する予定がなくても、「将来的にマイホームを手放すかもしれない」と感じているなら、今のうちに情報を整理しておくことで損失回避にもつながります。最後まで読み進めれば、不動産会社に依頼する前に押さえておくべき準備と選び方、手数料や税金対策まで、安心して動き出せる自信が手に入ります。

 

安心と信頼の不動産売却サポート - 株式会社アクシスライフ

株式会社アクシスライフは、不動産業界で17年以上の経験を持ち、賃貸仲介・売買仲介・管理に加えて不動産買取事業も展開しております。​お客様一人ひとりのご希望やお悩みに寄り添い、最適な不動産売却の方法をご提案いたします。​空き家や収益物件の売却、任意売却など、幅広いニーズに対応し、安心感のあるサポートを提供いたします。​初めての不動産売却でも、全力でサポートいたしますのでお気軽にご相談下さい。

株式会社アクシスライフ
株式会社アクシスライフ
住所〒272-0034千葉県市川市市川1-22-6 青山ビル402
電話047-712-5235


不動産売却の流れを解説!全体像から必要知識まで

不動産売却の流れとは?全体像を押さえる

不動産の売却は人生でそう何度も経験するものではなく、多くの人にとって「初めての大きな取引」です。何から始めていいのか、誰に相談すべきか、どのような手順を踏めばいいのか分からず、不安や戸惑いを感じるのは当然です。しかし実際には、不動産売却には明確なステップが存在しており、それを把握しておくことで、トラブルの回避や高値での売却、税金対策にもつながります。

 

まず最初に理解すべきなのは、不動産売却の基本的な流れと、各段階で何が求められるのかという全体像です。不動産売却は、以下のような7つのステップに分けて進行するのが一般的です。

 

1 不動産の相場調査と売却の検討
2 複数の不動産会社への査定依頼
3 媒介契約の締結(専任・専属・一般)
4 売却活動(広告、内覧対応、交渉など)
5 売買契約の締結
6 決済と引き渡し
7 確定申告・税金対応

 

この流れは、戸建て、マンション、土地といった物件の種類にかかわらず大きく変わることはありません。ただし「相続案件」や「住み替え売却」「ローン残債がある物件」など、状況によって追加の調整や専門家への依頼が必要なケースもあります。

 

たとえば、ローンが残っている状態で売却する場合は、「抵当権の抹消手続き」が必要になります。また、相続によって得た不動産を売却する場合には、「相続登記の完了」「譲渡所得の申告と特例の適用」など、通常とは異なる工程が含まれます。これらの情報は、売却前にしっかりと調査し、不動産会社や税理士、司法書士と連携して進めることが重要です。

 

不動産売却は、ただ単に物件を売るだけの行為ではなく「買主の見つけ方」「契約内容の調整」「法律に基づいた正確な手続き」が求められる複雑な取引です。売却の全体像を知らないまま進めると、不利な条件で契約してしまったり、後から税金の負担に悩まされたりと、思わぬ落とし穴に遭遇する可能性もあります。

 

こうしたリスクを回避するためにも、まずは不動産売却の全体フローを可視化し、現在自分がどの段階にいるのか、どんな準備が必要かを把握しておくことが大切です。下記は、一般的な売却の流れを視覚的に整理したフローチャートです。

 

ステップ 内容
1 相場調査・市場分析
2 一括査定・訪問査定の比較
3 媒介契約の締結
4 販売活動と内覧対応
5 売買契約の締結
6 決済・引き渡し
7 税金・確定申告

 

この表にあるように、各ステップには専門的な知識や手続きが伴います。売却の成功には、知識と準備、そして信頼できるパートナーの存在が不可欠です。今後の売却活動の中で、どのタイミングで誰に相談すべきか、どんな書類が必要になるかなどを事前に把握しておくことで、より有利で安心な売却を実現できるでしょう。

 


売却に必要な主な手続きと順序

不動産売却をスムーズに進めるためには、各段階で行うべき手続きの流れを理解しておくことが不可欠です。売却のタイミングや状況によって手続きの順番や必要書類は多少変わりますが、一般的に必要とされる標準的なステップは明確に整理できます。以下では、売却時に求められる代表的な手続きとその順序を、各ステップの目的や注意点も交えて詳しく解説します。

 

まず、手続き全体の順序を一覧で把握することが、混乱や漏れを防ぐ第一歩となります。

 

手続きステップ 内容 必要な関係者 想定される書類 注意点
相場調査 地域・物件の市場価格を確認 自分、ポータルサイト なし 情報は最新か、近隣と比較
査定依頼 複数の会社へ価格見積もり依頼 不動産会社 登記簿謄本、間取図 査定基準を確認、一括査定を活用
媒介契約 不動産会社と売却業務の契約 不動産会社 媒介契約書 種類(専任・専属・一般)に注意
販売活動 広告掲載、内覧対応 不動産会社、買主 物件概要書、写真 内覧準備と印象が大切
売買契約 買主と正式な契約を締結 不動産会社、買主 売買契約書、重要事項説明書 契約不適合責任・解除条件を確認
決済・引渡し 残代金の受領と物件引渡し 買主、司法書士、金融機関 登記関連書類、鍵 抵当権の抹消手続きがある場合要注意
税務申告 譲渡所得の申告、確定申告 税理士(任意) 譲渡所得計算書、各種領収書 特例適用条件を満たしているか確認

 

上記のように、売却活動には複数の書類や関係者、タイミングが絡みます。とくに注意すべきは、「どの時点でどの書類を準備すべきか」という点です。これが遅れると、契約締結や引渡しに支障が出る可能性があります。

 

さらに、売主が個人であっても「不動産取引は民法・宅建業法・税法など多様な法律が絡む」ため、専門的な視点が欠かせません。とくに媒介契約の種類による違いや、買主からの交渉対応など、一般的な感覚では判断が難しい局面もあるでしょう。

 

また、引渡し前には「物件の瑕疵チェック」「隣地との境界確認」「住宅ローンの残債清算」といった細かい作業も求められます。特に築年数が古い一戸建てでは、建物状況調査(インスペクション)の依頼が増えており、結果次第では売却価格にも影響を及ぼすことがあります。

 

不動産売却における主な手続きは、どれも漏れなく進めることが重要です。そのためには、スケジュールを明確に設定し、各段階ごとに準備すべき事項をリストアップしておくと安心です。

 

売却手続きの進行をスムーズに行うためには、以下のようなチェックリストが有効です。

 

  • 相場調査を行ったか
  • 査定は複数社に依頼したか
  • 媒介契約の種類は最適か
  • 内覧準備は整っているか
  • 契約内容と責任範囲は確認済みか
  • 決済日と引渡しの条件は明確か
  • 税務申告の準備は進めているか

 

このように、売却には段階ごとに明確な手続きがあり、それぞれが次のステップの土台となります。ひとつでも抜けや漏れがあると、全体の進行に大きな影響を与えかねません。だからこそ、丁寧に順序立てて進めることが、不動産売却成功の最短ルートといえるのです。

 


売却前に押さえる基礎的な流れとは?売却理由の明確化と準備すべきこと

売却理由ごとの対策方法

不動産を売却する際、まず明確にすべきなのが「なぜ売るのか」という理由です。この目的によって、売却の進め方、最適なタイミング、選ぶべき不動産会社や契約の種類までが大きく変わってきます。曖昧なまま売却を進めると、価格設定や税務処理において判断ミスをしやすく、思わぬ損失を招くことも少なくありません。ここでは代表的な売却理由と、それぞれに適した対策を整理します。

 

まず売却理由は、大きく以下の5つに分類できます。

 

1 相続による売却
2 離婚に伴う売却
3 住み替えのための売却
4 資産整理・老後資金確保のための売却
5 不動産価値が下がる前に売り抜けたい場合

 

これらは一見同じ「売る行為」に見えても、心理的・法的・金銭的な背景が全く異なるため、それぞれの事情に沿った準備と戦略が必要になります。

 

売却理由 主な背景 対応策・注意点
相続 親族からの不動産取得。複数人の相続人がいるケースも 相続登記の完了、遺産分割協議、譲渡所得税の特例活用が必須
離婚 財産分与、夫婦名義の不動産 売却益の分割、ローン残債の確認、名義変更の有無に注意
住み替え 子育てや通勤の事情、老後に向けたダウンサイジング 売却と購入のスケジュール調整、仮住まいの検討が必要
資産整理 税金や維持費の負担軽減、空き家対策 固定資産税・管理費の把握、早期売却に向けた価格戦略が有効
投資的判断 価格下落の前に売却して利益確保 市況動向の正確な把握、仲介と買取の選択肢を比較検討

 

たとえば、相続による売却では「名義変更が完了していない」「複数の相続人が合意できていない」などの理由で売却が進められないケースが多発します。このような場合はまず「相続登記」を司法書士に依頼して済ませる必要があり、時間も費用もかかるため、売却のスケジュールにゆとりを持たせる必要があります。

 

また、住み替え目的の売却は「売却と購入を同時進行」させる必要があり、売却が遅れると次の住まいに引っ越せない、逆に先に売れすぎて住む場所がないという「タイミングリスク」があります。そのため「住み替えローン」や「買い先行売却」「仮住まいの確保」といった事前戦略が極めて重要になります。

 

一方、離婚をきっかけとした売却では、「持ち分の分配」や「住宅ローンの債務整理」が難航することがあります。夫婦どちらかが単独でローンを支払えない場合、金融機関との交渉や「任意売却」という選択肢も視野に入れる必要が出てきます。こうしたケースでは、弁護士やFPなど第三者の関与がトラブル回避に有効です。

 

不動産の売却は「状況によって正解が変わる」ため、自分の目的にあわせた売却戦略を立てることが、成功の第一歩となります。目的を明確にし、それに応じて「適切なタイミング」「最適な契約形態」「必要な書類や相談先」を把握しておくことで、損を防ぎ、納得のいく売却を実現できるようになります。

 


事前に準備する書類と確認ポイント

不動産の売却をスムーズに進めるには、事前に必要な書類を整理しておくことが欠かせません。書類が不足していたり、記載内容に不備があると、媒介契約や売買契約、さらには引き渡しのタイミングに支障をきたすことになります。また、買主から信頼を得るためにも、情報が正確に整っていることは非常に重要です。

 

以下は、売却時に一般的に必要となる書類の一覧です。

 

書類名 内容 発行元・確認先 補足
登記簿謄本(全部事項証明書) 不動産の所有者や権利関係の確認 法務局 最新3ヶ月以内のものが望ましい
固定資産税納税通知書 土地や建物の評価額・税額を記載 市区町村役場 年度ごとに発行。買主との精算に使用
物件の図面・間取り図 建物の構造や広さ、間取りを示す 手元資料 or 不動産会社 リフォーム歴や設備仕様もあると良い
売買契約書(過去分) 前回購入時の売買契約の控え 手元資料 契約履歴として参照する場合あり
建築確認済証・検査済証 新築時の建築基準法適合の証明 自治体・施工会社 築年数の古い物件では紛失例多数
権利証または登記識別情報 所有権を証明する書類 法務局 紛失時は司法書士の手続きが必要
本人確認書類 運転免許証、パスポートなど 自分 売主の身元確認に必須
ローン残高証明書 住宅ローンの残債を証明 金融機関 抵当権の抹消時に必要
管理規約・修繕履歴(マンション) 管理内容・修繕積立金など 管理組合 マンション売却時は必須書類

 

注意点として、書類は「原本」が求められるものが多く、PDFやコピーだけでは受け付けてもらえない場合があります。とくに「権利証の紛失」は非常に多く、これがないと所有権移転登記に支障が出るため、再発行できないことを踏まえて、早めに司法書士へ相談することが望ましいです。

 

また、マンションの場合には「管理規約」「長期修繕計画書」「修繕積立金の明細」など、戸建て以上に書類の種類が増える点にも注意が必要です。これらは買主がローンを組む際の審査資料にもなるため、正確に揃えておくことが信頼性の面でも大切です。

 

さらに、売却が相続物件である場合は、「被相続人の戸籍謄本」「遺産分割協議書」「相続登記済証明書」など、追加での書類準備が発生します。これらは時間がかかる上、手続きが煩雑になりやすいため、早期から準備を開始し、法務局・税理士・司法書士と連携を取りながら進めることが不可欠です。

 

売却前に必要な書類をリスト化し、早めに取得・確認しておくことで、売却手続きの遅延や契約上のトラブルを防ぐことができます。特に現時点では、デジタル化によりオンラインで取得できる書類も増えてきているため、活用できる行政サービスをうまく使いながら、効率的に準備を進めていきましょう。

 


媒介契約の種類と正しい選び方!専属・専任・一般のメリットと落とし穴

媒介契約3種の違いと選び方のコツ

不動産売却における媒介契約は、売主がどのように買主を見つけるか、どのように不動産会社と付き合うかを決定づける重要な契約です。媒介契約の種類を正しく理解し、自分の状況に最適な契約形態を選ぶことが、売却成功の鍵を握ります。契約の種類には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。

 

以下の表は、3つの媒介契約の違いを一覧で整理したものです。

 

媒介契約の種類 売主からの契約可能社数 自分で買主を見つけた場合 レインズへの登録義務 業務報告の頻度 契約有効期間
専属専任媒介契約 1社のみ 不可(自分で売却できない) 5営業日以内 週1回以上 3ヶ月以内
専任媒介契約 1社のみ 可(自分で買主を見つけられる) 7営業日以内 2週に1回以上 3ヶ月以内
一般媒介契約 複数社と契約可能 義務なし(明示型のみ任意) 義務なし 制限なし

 

それぞれの契約には、以下のような向き不向きがあります。

 

専属専任媒介契約が向いている人
・時間的な余裕がなく、全て任せたい人
・できるだけ早く売りたい人
・販売活動の状況を頻繁に報告してほしい人

 

専任媒介契約が向いている人
・基本的にはプロに任せたいが、自分で買主を探す可能性もある人
・信頼できる不動産会社がある人

 

一般媒介契約が向いている人
・広く複数社に売却を任せたい人
・自身でも積極的に情報収集し、交渉したい人
・特定の会社に任せる不安がある人

 

専属専任や専任は、不動産会社にとって確実に報酬を得られる可能性が高いため、より力を入れて販売活動を行う傾向があります。一方、一般媒介契約は売主側に自由度がある一方で、販売活動の責任が分散し、優先順位が下がるリスクもあります。

 

売却する物件が都心部で人気があり、早期に買い手がつきやすい物件であれば、一般媒介でも十分ですが、流通性が低く売却に時間がかかるような地方物件や築古物件などでは、専任もしくは専属専任で信頼できる業者に集中してもらう方が適しています。

 

また、媒介契約を締結する際に注意すべき点として「囲い込み」があります。これは、専任契約を結んだ業者が自社で買主も見つけようとし、他社に物件情報を流さない行為で、売主にとっては機会損失に繋がる可能性があるため、媒介契約時にはレインズ登録の確認や報告内容をきちんと把握することが重要です。

 

売主がどれほど積極的に動けるか、また売却までの希望期間、信頼できるパートナーが見つかるかなどを総合的に判断し、自身の状況にあった契約タイプを選択することが成功のポイントになります。

 


契約前に確認すべき項目と注意点

媒介契約を結ぶ前には、契約内容の細部にまで目を通す必要があります。特に「契約期間」「中途解約の条件」「報告義務の範囲」「囲い込みの有無」「手数料の記載」など、見落としがちなポイントが後々のトラブルを生む原因になります。ここでは、契約前に必ず確認しておくべき主要項目とその注意点を整理します。

 

以下の表は、媒介契約時に確認すべき代表的な項目とそのチェックポイントです。

 

チェック項目 内容 注意点・確認のポイント
契約期間 最大3ヶ月(専任・専属専任) 自動更新の有無、更新方法の明示
解約条件 途中解約は可能かどうか 解約手数料やペナルティの有無を確認
レインズ登録 レインズに物件が掲載されるか 登録証明書の発行依頼で透明性を確保
業務報告義務 販売状況の報告頻度 口頭のみではなく書面またはメール報告を希望する
販売価格の設定 査定金額と売出価格の整合性 相場と乖離していないか、不動産ポータル比較も有効
仲介手数料 成約時に支払う費用 最大「売買価格×3%+6万円+消費税」まで
囲い込みのリスク 他社への紹介を行っているか レインズ上の「他社客付け可」の確認が必要
瑕疵担保責任の範囲 売主がどこまで責任を負うか 物件状態の開示とインスペクションの活用が有効

 

媒介契約は単なる「販売のお願い」ではなく、売却成功を左右する法的な契約行為です。特に不動産売却に不慣れな方ほど、書面で確認せずに契約を進めがちですが、あとから「こんなはずではなかった」というトラブルを防ぐためにも、契約書の内容をしっかり理解した上で署名・捺印する必要があります。

 

また、業者によっては「媒介契約=囲い込み戦略」となっているケースもあります。そのため「販売活動の内容」「どの媒体に掲載してくれるのか」「自社だけでなく他社とも協力するのか」など、営業方針の確認が重要です。特に売却が長期化しやすい郊外や築年数が古い物件では、囲い込みによって販売機会が著しく低下する可能性があるため、透明性の高い業者選びが必要です。

 

さらに、レインズ登録の有無や登録内容についても積極的に確認しましょう。レインズとは「不動産流通標準情報システム」の略で、物件情報を不動産会社間で共有する全国ネットワークです。ここに物件が掲載されることで、多くの買主候補の目に触れる機会が広がり、成約までのスピードと価格の適正化が期待できます。

 

最後に、媒介契約は必ずしも3ヶ月の期間を満了しなければならないものではありません。状況が変われば途中解約も可能です。契約書の中に中途解約の方法が明示されているかを確認し、不明確な点があれば事前に質問し、納得してから進めましょう。

 

信頼できる不動産会社と、納得のいく媒介契約を締結することが、不動産売却のスタート地点として非常に重要です。全てを任せるのではなく、売主自身が正しい知識を持って判断・交渉することが、高値売却とスムーズな取引へとつながります。

 


売買契約締結!重要事項説明・契約解除・手付金の注意点

売買契約時に確認すべき書類と流れ

不動産売買契約において、売主と買主の権利・義務を明文化し、契約を法的に有効なものとするためには「重要事項説明書」と「売買契約書」の確認が必須です。これらの書類は、取引の安全性を確保するうえで極めて重要な役割を果たします。ここでは、それぞれの書類の内容や契約までの流れを、具体的なチェックポイントとともに詳しく解説します。

 

まず「重要事項説明書」は、宅地建物取引士(宅建士)によって読み上げを伴って説明される法定書面です。この説明は契約締結前に行われ、主に次の内容が記載されます。

 

項目 説明のポイント
登記簿情報 土地や建物の登記上の所有者・抵当権の有無などを確認
法令に基づく制限 用途地域や建ぺい率・容積率など建築制限の有無
インフラ整備の状況 上下水道・ガス・電気の引き込み状況
管理費・修繕積立金など(マンション) 管理会社の有無、修繕履歴、積立金残高など(マンション売却時に重要)
契約解除条件や違約金 契約不履行時の取り決め

 

これらの説明が不十分であった場合、将来的にトラブルとなるケースがあるため、宅建士の説明中は必ず疑問点を質問し、不明点を残さないことが重要です。

 

次に「売買契約書」ですが、こちらは売主と買主双方が売買に合意した内容を法的に取り交わす書面であり、署名・押印により契約が成立します。主な記載内容は以下のとおりです。

 

項目 内容の例
売買代金 売却価格・支払い時期・振込口座
手付金 金額、手付解除の可否、返還方法
引渡し日 実際の物件引渡し日や引渡し条件の記載
所有権移転 登記移転の手続き、必要書類の準備
瑕疵担保責任 隠れた不具合の対応期間や修繕対応の有無
特約条項 売主・買主間の独自の取り決め(家具の残置、境界確認など)

 

なお、売買契約書の押印は「実印」で行うのが一般的であり、印鑑証明書の添付が求められることもあります。また、契約締結時には、手付金の授受が同時に行われ、これが契約の「意思表示」として強い法的効果を持ちます。

 

以下は、契約時のチェックリストです。

 

  1. 重要事項説明の内容に納得できているか
  2. 登記簿・図面・測量図など添付資料の確認
  3. 所有者名義と本人確認書類が一致しているか
  4. 物件の現況と書類の記載内容に差異はないか
  5. 契約内容を口頭確認で終わらせず、書面で明文化しているか

 

取引の正確性と安全性を確保するためにも、事前に契約書類を読み込む時間を確保し、不明点を専門家(不動産会社や司法書士)へ相談することを推奨します。書類の記載内容を「なんとなく理解」したまま押印することは絶対に避けましょう。契約トラブルの多くは、こうした確認不足から生じています。

 


契約解除やトラブル時の対応方法

不動産売買契約は成立後に「解除」や「トラブル」が発生した場合、法律上の大きな問題へと発展する可能性があります。ここでは、代表的な契約解除のケースやその対処法、トラブル発生時の実践的な対応策を解説します。

 

最も基本的な契約解除には「手付解除」と「違約解除」があります。

 

以下は、解除方法の種類と概要です。

 

解除の種類 内容
手付解除 買主が手付金を放棄、または売主が倍返しすることで一方的に解除可能
違約解除 契約条件に反した場合に、違約金を支払って契約を解除
合意解除 売主・買主の合意により、損害の有無を話し合いのうえ解除
クーリングオフ 一部の契約形態で認められる消費者保護制度(一定期間内に無条件解除可能)

 

たとえば、買主が手付金を支払ったうえで、引渡し前に購入を取りやめたい場合、支払い済みの手付金を放棄することで解除が可能です。ただし、契約書に「手付解除は●月●日まで」といった記載がある場合は、その期日を過ぎると違約解除扱いになります。

 

また、契約当事者の一方が契約不履行(期日までに残金の支払いや引渡しを行わない等)に陥った場合は、違約金の支払いを求められる可能性が高くなります。違約金の相場は一般的に売買代金の10%〜20%程度が多いですが、契約書に明記されているため、契約時に確認しておく必要があります。

 

さらに近年増加しているのが「契約後の物件トラブル」です。以下のような事例が代表的です。

 

トラブル内容 想定される原因 推奨対応策
引渡し時に雨漏りが発覚 瑕疵担保責任の不明確な記載 瑕疵担保期間の延長または保証加入を事前交渉
近隣との越境問題 境界確認が不十分 境界確定図の提出・立会い実施
契約書の特約条項が認識と異なる 契約内容の理解不足 契約書の逐条説明と専門家確認の実施
支払い期日を過ぎても入金なし 買主の資金不足・ローン不承認 融資特約の適用・契約白紙解除の検討

 

また、買主が住宅ローンの審査に落ちたことを理由に契約を解除する「ローン特約」も広く使われています。この特約があれば、買主は違約金なしで契約を解除することが可能ですが、期限や金融機関の指定など、細かい条件を確認しておく必要があります。

 

トラブルが発生した際には、まず冷静に契約書の条項を再確認し、不動産会社や司法書士、弁護士などの専門家に相談することが重要です。感情的なやり取りや一方的な通告は、さらなるトラブルを招くため慎重な対応が求められます。

 

売買契約は単なる「書類の取り交わし」ではなく、法的拘束力を持つ重要な合意です。だからこそ、契約解除の方法やトラブル発生時の対応について事前に理解し、備えておくことが、スムーズで安全な不動産取引を実現する鍵となります。

 


まとめ

不動産売却の流れを正しく理解しておくことは、売却価格やスケジュール、手数料、税金対策などあらゆる面で損失回避につながります。とくに、媒介契約の選び方や売買契約の注意点、登記移転や引き渡しの段取りまで一連の手続きは、慣れていないと見落としが多く、後悔につながるケースも少なくありません。

 

実際に、不動産売却におけるトラブル原因の多くが「情報不足」「契約条件の不理解」に起因していることが報告されています。つまり、売却前にどれだけ準備できているかが、成功と失敗の分かれ道になります。

 

また、相場の確認や適正価格の査定、買主との条件交渉、司法書士による登記処理など、各ステップごとに専門知識や判断力が求められます。特にマンションや一戸建てを売却する場合には、住宅ローンの残債処理や物件の内覧対応も関わってくるため、計画的な進行が不可欠です。

 

経験豊富な専門家のアドバイスをもとに、売却後の資金計画や住み替え準備まで視野に入れて進めていけば、安心して理想の結果へとつなげることができるはずです。

 

安心と信頼の不動産売却サポート - 株式会社アクシスライフ

株式会社アクシスライフは、不動産業界で17年以上の経験を持ち、賃貸仲介・売買仲介・管理に加えて不動産買取事業も展開しております。​お客様一人ひとりのご希望やお悩みに寄り添い、最適な不動産売却の方法をご提案いたします。​空き家や収益物件の売却、任意売却など、幅広いニーズに対応し、安心感のあるサポートを提供いたします。​初めての不動産売却でも、全力でサポートいたしますのでお気軽にご相談下さい。

株式会社アクシスライフ
株式会社アクシスライフ
住所〒272-0034千葉県市川市市川1-22-6 青山ビル402
電話047-712-5235


よくある質問

Q.媒介契約の種類はどう選べばいいですか?手数料や囲い込みの違いは?
A.媒介契約は「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があり、売却の流れに大きく影響します。専属専任は1社限定で売主の活動が制限されますが、積極的な営業が期待できます。専任媒介は1社専任ながら自己発見取引が可能で、一般媒介は複数社と契約可能な自由度の高さが特徴です。ただし、専任系は囲い込みリスクが生じるケースもあるため、契約前に「業務報告の頻度」「レインズ登録状況」なども含めて不動産会社に確認するのが賢明です。

 

Q.売買契約後に買主都合でキャンセルされたらどうなりますか?
A.契約締結後に買主の都合で解約されると、基本的には「手付解除」により手付金の放棄、または売主が違約金を請求できる場合があります。手付金の相場は売買代金の5〜10%が一般的で、契約内容により具体的な対応は異なります。また、重要事項説明の不備や登記手続きの遅延など、売主側の責任でキャンセルとなった場合は逆に違約金が発生することもあるため、契約条項と解除条件は事前に明確にしておくことがトラブル防止につながります。

 


会社概要

会社名・・・株式会社アクシスライフ
所在地・・・〒272-0034 千葉県市川市市川1-22-6 青山ビル402
電話番号・・・047-712-5235