不動産会社に査定を依頼する際、手元に揃えておくとスムーズな進行とより正確な査定価格に繋がる資料があります。まず重要なのが、土地に関する登記情報や測量図、建物がある場合はその図面です。
土地の登記事項証明書は、法務局で取得可能で、土地の所有者情報や面積、権利関係などを記載しています。境界が明確であるかどうかも確認されるポイントとなるため、土地境界確認書や確定測量図もあれば添付するのが望ましいです。もし未確定であれば、売却前に測量を依頼することでトラブル防止にもなります。
建物付きの土地であれば、建築確認申請書や建物図面、固定資産税の納付書も査定に役立ちます。これにより、建物の築年数や構造、使用状況が把握でき、解体の必要性なども検討しやすくなります。
また、現地の状況として以下のような点を事前にチェックしておくと、担当者とのやりとりが円滑になります。
- 接道の幅や道路種別(公道か私道か)
- 隣接地との境界や越境の有無
- 上下水道・ガスなどインフラの整備状況
- 日当たりや地盤の状態
- 建築制限や用途地域の確認
これらの情報を整理しておくことで、査定担当者が短時間で正確な情報を把握でき、過大・過小評価を避けた納得のいく価格提案を受けやすくなります。
下記は準備しておきたい主な書類と情報の一覧です。
項目 | 内容 登記簿謄本 | 所有者情報、地目、地積、権利関係 測量図 | 確定測量であれば境界が明確 建物資料 | 間取り図、建築確認通知書など インフラ状況 | 上下水道・ガス・電気の整備状況 近隣情報 | 接道条件、隣接地との関係性
準備が整っていると、信頼性の高い査定結果が得られるだけでなく、売却の際の手間も減らすことができます。事前の段取りが、成功する土地売却の鍵となるのです。